関西の焼そば好き女子が、B−1グランプリを連続制覇した富士宮やきそばにハマった
私は焼そばが大好きです。
私は粉もんの聖地関西でうまれ育ち、好きな食べ物といえば焼そば、得意な料理も焼そばです。
物心ついた時から関西の焼そばの魅力に長い間どっぷりと浸かってきた私ですが、B-1グランプリで連覇したという富士宮やきそばに遠い関西からひそかに思いを寄せてきました。
先日はじめて静岡県富士宮市を訪れ、とうとう憧れの富士宮やきそばに出会ってしまいました!
富士宮やきそば、美味しすぎます。
関西の焼そばといえば、甘くて酸味のきいたソースに、お肉のコクと野菜の爽やかさのバランスが美味しく、これぞ黄金のハーモニーです。
富士宮を訪れる前の私は、関西で食べる焼そば以上のハーモニーを焼そばで奏でるのは無理だろうと思ってきました。
しかし、富士宮やきそばは平然と私の常識を覆しました。
酸味が強くなったことのバランスを取るかのように、肉かすの芳醇な香りとコクが際立ち、削り粉の豊かな香りが鼻をくすぐります。麺のコシ、存在感は格別で、腹ペコの心をしっかりと満たしてくれます。
富士宮やきそばには「学会」が存在する
地元の方曰く、富士宮焼そばがB級グルメを連続制覇し「富士宮」の地名を「やきそば」によって全国に知らしめることになった背景には、涙なしには語れない大人たちの熱い物語があるようです。
何を隠そう、富士宮やきそばには「富士宮やきそば学会」という熱い大人たちが真面目に作った学会があるのです。
(富士宮焼そば学会リンク) http://www.umya-yakisoba.com/
彼らの頑張りによって、全国各地から伝説のB級グルメを求めて人が集まるようになったのですね。
ちなみに地元の方によると、本来捨てるはずの肉かす(ラードを絞った後に残るかす)を活用して成功したこの焼そばビジネスを「カスのビジネス」と言っているそうです。
地元のマダム談
作り方(地元の人に教えてもらった方法)
1:軽く油をしいて、刻んだ「肉かす」をしっかりと炒めます。
(ここのしっかり加減が仕上がりの美味しさに繋がるそうです。)
2:豚肉を加えて炒めます。
3:キャベツを加えて炒めます。
4:麺を軽くほぐしながら投入します。
5:麺1袋につき、45ccの水を入れて蒸し焼きにします。
6:ソースを加えてさらに炒めます。
7:盛り付けて、イワシの削り粉をかけます。
8:お好みで紅生姜や卵焼きをトッピングします。
お味は、富士宮で恋に落ちた焼そばそのままでした!
とっても美味しい!!!
今回作った上記の方法は地元の方に教えてもらった方法ですが、家庭によって色々な作り方があるようです。
ご参考までに、富士宮やきそば学会が紹介する作り方をご紹介します。
参考:公式の作り方
1、今回はこちらのセット(ポジ美コメント:焼そばに必要なものがセットになったもパック)を使いました。
肉かす・麺・ソース・だし粉・紅しょうがが入っているので、キャベツのみ用意しました。とっても便利です。2、肉かすを5ミリほどに刻み、キャベツは1センチの短冊に切り準備完了です。
3、フライパンを熱し、肉かすを炒め肉かすから油を出します。
★ ポイント! ★
フライパンはしっかり熱しておきます。
4、キャベツを加え炒めます。
5、炒めたキャベツと肉かすをフライパンの半分に寄せ、空いたところに麺を入れます。
6、麺に少量のお湯(40cc程度)をかけ、ほぐしながら蒸します。
★ ポイント! ★
水ではなくお湯を加えるとフライパンの温度が下がらずおいしく仕上がります。7、麺を広げ、上にキャベツを乗せて蓋のようにして蒸し上げます。麺の固さはお好みで調整します。
富士宮やきそば学会サイト作り方家庭編より。
★ ポイント! ★
キャベツからの水分は季節や個々により大きく違います。
水っぽくなりすぎないよう、注意しましょう。
8、ソースをからめ、一気に炒めます。
ジュワーという音と共に、ソースの香りが広がります。
★ ポイント! ★
ここで刻みねぎをたっぷり入れるのもおススメです。
9、お皿に盛り付け、だし粉をたっぷりかけ、紅しょうがを添えて完成です。
★ ポイント! ★
できたて熱々をどうぞ~美味しさが違います。
http://www.umya-yakisoba.com/contents/2008/10/post-14.html
伝説のB級グルメの味をお家で楽しめる!
伝説のB級グルメ、富士宮やきそば。
材料さえ入手すれば簡単に自宅で美味しい富士宮やきそばを味わえることがわかりました。
材料はネットでも購入できます。
肉かすの刻み方や、キャベツの切り方、ソースや削り粉などを色々変えて工夫することで、もっと美味しい富士宮やきそばを目指して行けそうです。
「静岡は遠くて行けない!」という方も材料を取り寄せれば簡単に富士宮やきそばを味わえるので、挑戦してみませんか?
コメント